村田源二郎シリーズ
大切な人達を失い、過去に囚われた男がいた。
記憶を無くし、時間に置き去りにされた女がいた。
男は真相を突き止め、未来へ進むため、女は記憶を取り戻し、過去を取り戻すため、迷いさまよう内に出会った。
長年温めすぎて煮詰まってしまっている（汗）男女モノのオリジナルネタ。
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本編
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番外編
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登場人物
村田源二朗（むらたげんじろう）
生まれは日本。父が友人を手助けするため、彼が赤ん坊の頃に家族で中国へ渡る。兄が居たと思われるが、不明。
5歳の時、母親は誘拐され行方不明。原因は父親が追っていた事件に関連があると思われる。
15歳の時、警官である父が殉職。父の友人である「岡田（仮名）」の世話になる。
岡田の一人娘「春蘭」とは、幼馴染で恋人。忘れられない。岡田と春蘭も失い、警官だった父の知り合いを頼りに、日本へ渡る。全ては真相を探るため。
父や岡田、春蘭を手にかけた犯人は日本にいるという情報を頼りに、日々探っている。真相に辿り着いた時に自分が為すべきことに迷っている。復讐なのか、過去との決別なのか。
父の形見だといわれている動かない懐中時計をずっと大事にしている。動かない時計が、過去に囚われている自分の象徴のように感じている。
岡田が残してくれた貿易関係の品を元に、表向きは骨董屋を営んでいる。
●得意武器は、短刀などの刀類。銃も扱えるが基本的に使わない。
●愛称は、源さん。
由美（ゆみ）
路上で倒れているところを、クラブのママに拾われる。
記憶の殆どがなく、自分がどこの出身で、本名は何であるか判らなかったが、ママの店で働いている時に、客との会話から「由美」という言葉に覚えがあった為、その名前で通している。
経営難になったママの店を出て、職探しでふらふらしている時期に、事件に巻き込まれ、源二朗に助けられる。
以来、源二朗の家に居候。 記憶がない事で常に不安を感じているが、過去を知るのを恐れる一面も。
春蘭（しゅんらん）
源二朗の恋人。幼馴染。岡田の一人娘。
麻薬絡みの事件に関連して、源二朗の目の前で殺された。
岡田（おかだ） ※仮名
源二朗の父の友人。昔、悪い事をしていたが、村田の父に出会い心を改めた。
春蘭の母とも、村田の父の紹介で結婚。
中国で貿易商を営む。
独自の貿易ルートを、麻薬組織に利用されそうになるが、それを逆手にとって友人に協力し、何度か組織の摘発に協力している為、組織には目を付けられている。
殺されたのもそのせい？何か情報を握っていたため？
春蘭の母は、若い頃に既に他界。
何かと狙われる立場の源二朗に、武器の扱い方を教えたのは彼。
…武器が使えるなんて、どんな存在なのか…と少年の源二朗にも謎の人物だった
ヤスさん・トメさん・ゴロウさん
源二朗の理解者で、日本での親代わり。
元大工、元銀行家、元新聞記者という過去を持つが、それ以上に武器の名人達。
愛すべきジジィキャラ達。
蓮元（はすもと） ※仮名
源二朗を何かと見張る刑事。源二朗と同年代。
源二朗の父親の事は、一応知識程度には判っているが、年代的に直接あった経験はなし。
岡田が実は麻薬組織に通じていて、口封じのため仲間に殺されたという説を信じていて、
彼を育ての親と慕っていた村田自身をも疑っている。
仕事熱心だが、家庭をあまり顧みず、結果として家族を失った。それ以来、更に仕事の鬼と化す。
Dr.Ｄ（ドクターディー） ※仮名
麻薬組織のボス。
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